キャデラックCTSクーペ

キャデラックCTSクーペは、キャデラックの高級4ドアセダンCTSの2ドアクーペバージョンです。キャデラックのクーペモデルは、エルドラドクーペが2002年に生産中止となって以来しばらく途絶えていましたが、6年ぶりにこのCTSクーペが2008年初頭の北米国際自動車ショーにおいて初披露され、大きな注目を集めました。スポーツバージョンのCTS-Vよりも、早期の市販化を望む声が大きかったと言われています。実際に市販化されたのは2010年の8月で、日本でもほぼ同時に発売になりました。

リーマンショックにより大きなダメージを被ったゼネラルモーターズでしたが、CTS及び、各バージョンなどが好調な売れ行きを示し、回復のけん引役になりました。CTSクーペの特徴は、まずその圧倒的な美しさにあります。クーペは室内空間を犠牲にしてでも美しさを優先させることが多いのですが、室内空間に余裕のあるCTSのクーペでもそれは同様で、足元や頭上空間に余裕はありません。リアウィンドウは地面と水平と言っても良い角度で寝かされており、これが美しいクーペのプロポーションを引き立てているのと同時に、頭上空間の余裕のなさになっています。

またリアエンドのデザインはセンター部分が尖っている形状になっており、マフラーもセンター部分に配置されています。タイヤのサイズは前後で異なっており、フロントは245サイズであるのに対して、リアは275サイズと太くなっています。それに合わせて、フェンダーフレアもより強調されており、CTSクーペは後方から眺めたときのスタイルのほうが、かっこ良いです。

走りに関しては、非常にスポーティに仕上がっています。ロールが少なく、引き締まった味付けのサスペンションに、最高出力229kW[311ps]、最大トルク374Nm[38.1kgm]を発生する3.6L V6 DOHC直噴エンジンの組み合わせは、フィーリングも良く、従来のキャデラックをイメージすると良い意味で裏切られることでしょう。


PAGE TOP